- 2012-07-03 (火) 18:36
- 神様
投稿者:何とかママさん
霞ヶ浦から潮来(いたこ)、鹿島灘は、外国から成田空港へ着陸態勢で旋回する飛行機内から最も近くに望むことが出来ます。見渡す限りの水郷のすぐそばに鹿島の千古の森はありました。
御祭神 武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)
社格 勅祭社 旧官幣大社(現別表神社)
常陸国一の宮 全国の鹿島神社の総本宮
御事歴
神代の昔、天照大御神の命を受けた武甕槌大神は香取の経津主大神と共に出雲国に向かわれ国譲りを成就し、皇孫(すめみま)の国たるべき日本の建国と建設に挺身されました。とりわけ関東開拓の礎は遠く大神にさかのぼります。
のちに神武天皇はその東征なかばにおいて思わぬ窮地に陥りましたが、大神の「ふつのみたまの剣」の神威により救われました。この神恩に感謝された天皇は御自らの御即位の年、大神を鹿島の地に勅祭されました。
皇紀元年、すなわち紀元前660年の頃と云われています。
楼門を入ると、すぐ右に本殿があります。本殿は通常鳥居より正面が多いのですが、初めての感覚です。大祓いの茅の輪も用意されていましたが、通常は本殿に向かい正面ですが、茅の輪は右にありました。不思議な印象です。
本殿を右手にそのまま森の参道が奥まで見えます。参道は砂地です。草一つありません。完璧です。きれいに掃き、手入れが行き届いていることがわかります。鶯が鳴いています。参道左側に鹿舎があります。綺麗な鹿です。30頭くらいいます。奈良の鹿に似ていると思ったら、鹿島の鹿を奈良の春日大社に連れて行ったのだそうです。
「さざれ石」があります。少しわかりずらい場所にありました。
鹿島神宮の樹叢は、神の森と言える荘厳な森です。奥参道に入ると道は5方向に分かれ、迷う程森の奥深さがあります。太陽の光が樹木に反射し、光の玉があちらこちらで輝きます。森は静寂で道しるべがなければ、空をも見えぬこの究極の森では歩くことは出来ないかも知れません。
森の奥に「要石」があります。鹿島七不思議の一として知られ、世俗に地震を起こすナマズの頭を押さえる石として知られます。古来「山の宮」「御座石」などの別名を持ち、掘っても掘り切れない石と云われています。香取神宮の「要石」凸に対し、鹿島神宮は凹型です。
奥宮 徳川家康公が本殿として奉納したものを引き移したものです。奥宮は威厳と慈愛に満ち溢れ、自ずと頭が下がります。家康時代の建築技術はまさに芸術です。
御手洗(みたらし) 鹿島七不思議の一
古来神職、参拝者の潔斎の池です。その水は美しく澄み、絶えず滾滾と流れ出る霊泉です。
大人でも子供でもこの池に立てば、胸より上にはいかない深さ、
との事。
帰るとき、再び楼門をくぐる瞬間、「不思議な光景」がありました。社務所に伺うと、寄贈されたものとの事。稲妻は大神様、赤は天照様、黄色は月読様とのこと・・・・さてさて、寄贈されたお方は・・・・それは行ってのお楽しみです。
末社に祝詞社(のりとのやしろ)がありました。御祭神様は太玉命(ふとだまのみこと)様です。初めて御挨拶させていただきました。感激しました。
先の地震で大鳥居が壊れました。寄付を募り平成26年には完成するとの事でした。(寄付は既に締め切られています)
武道の神であり、鹿は神様の御遣いであらせられる由縁か、御朱印帳の鹿の字は「鹿」のようでありました。
住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
電話番号:0299-82-1209
アクセス:東京駅から「鹿島神宮駅行」高速バスあり。約2時間 東関東自動車道「潮来インター」から15分
参考サイトURL:http://www.kashimajingu.jp/wp/
補足:鹿島神宮の印象は、鹿島の方々がこよなくこの神宮を愛していらっしゃる。役割分担がだれの命でもなく行われていると感じました。ところどころ不思議な光景があります。ちょっと探してみるのも面白いですよ。
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