高良大社（こうらたいしゃ）　福岡県久留米市御井町

投稿者：管理人

『国幣大社』・・・・と聞いてピンと来る方はいらっしゃいますか～？？

これは神社の格付けでその「社格」を表す一つの目安の言葉なのですが
こちらの高良大社（こうらたいしゃ）は・・・・・そのナンバー２。

全国にある６つの国幣大社の内の一つなのです。すごいでしょ～？？（笑）

高良山全体が昔はご神域になられていた様ですが・・・・・・・

こちらの山全体に広がる数々の史跡や神社もすごい。
この山一体は古代の九州の地にあって全体が見渡せる広い風景の中、
政治から位置的に交通の要、また古墳も二つも残っておりまして・・・・・・

「筑後国一の宮・九州総社・鎮西十一ヶ国の宗廟」 と称えらていたそうです。

蒙古が襲来し、それを撃退した時は当時の朝廷より、
『天下の天下たるは、高良の高良たるが故なり』
（天下が安泰に、人々が平和に暮らせているのは高良大社が高良大社であるからです）
とのお言葉を頂いたそうで・・・・・

「どんだけ古いとよっ！！どんだけ褒められようとよっ！」

と思わず博多弁丸出しで突っ込みたくなる神社です。。。

こちらのご祭神はよくある（と言っては失礼ですが）『ご祭神論争』 の中、
色んな説があるらしいのですが、今の所、

高良玉垂（こうらたまたれ）の命＝武内宿禰（たけのうちのすくね）様

との説が一番有力だとこちらの宮司様に伺うことが出来ました。

時間がある方はどうぞ山全体を移動しながら歴史をしのび、
大自然に触れ、その日一日を楽しんで下さい。

国の重要文化財や県が定める指定有形文化財に、山に密生する天然記念物の植物達。。。。

もう文化財と天然記念物の宝庫ですから！！

こちらの展望台から眺める風景は、さながらこの九州の地、筑紫の国を
統一したような思いにふけってしまうのは・・・・・・きっと自分だけではないはず（笑）

筑紫平野に蛇の様に波打ち走り抜ける筑後川を眺めながら、

「当時はあの川の治水だけでもタダごとではないでしょ・・・・・」

と思わず風景に向かって手を合わせたくなる、
そんな歴史と文化の入り混ざった素敵な空間と時間を過ごせるのはお約束できますね。

この時期は紅葉も見事です。

山の散策と真剣な祈りで小腹が空かれた方はご心配なく（笑）

拝殿を社務所の方へ右手に出た所に餅を売っている小さな屋台がちょこんとあります。

ここのお餅がまた絶品！！・・・・・・・・のはずです。

祈りに夢中になり、買おうと思ったらすでに屋台が畳まれていた事はここだけの秘密です（笑）

ご祭神：高良玉垂命（こうらたまたれのみこと）
　配祀：八幡大神（はちまんおおかみ）
　　　　　住吉大神（すみよしおおかみ）

住所　：福岡県久留米市御井町1

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