- 2008-10-13 (月) 14:25
- 神社
投稿者 : 吉祥さん
神武天皇が東征の時に登った天磐楯の山であるといわれています。
熊野三神(熊野速玉神・家都御子神・熊野夫須美大神)が熊野に最初に降臨したのがこの地とされ山頂にはゴトビキ岩と呼ばれる巨大な岩が坐しています。
家都御子神は那智大社・熊野夫須美大神は熊野本宮大社でそれぞれ主祭神としてお祀りされています。後に熊野速玉神は熊野速玉大社に遷宮されれました。
御祭神は高倉下神と天照皇大神。
高倉下神は天照皇大神の子孫で神武天皇の東征の時八咫烏に道案内をさせて大和の地を落としたといわれています。
御祭神は熊野速玉神(伊邪那岐神といわれている)入り口の橋を渡ったところには恵比寿さまも祀られています。
山頂に到るまでには538段の石段を登らなくてはなりません。
石段といっても普通の石段ではありません。高さは倍・幅は半分…整備された石段ではないです。登拝口から見上げると文字通り石段が聳え立っている印象。タクシーで訪れたお客さんが石段に怯んで下から遥拝して帰ることもしばしばといいます。
杖は登山口で借りられますが軍手か登山用の手袋を用意することをおススメします。急な石段ゆえ下る途中で怖くなって立ち往生するひとも多いと聞きます。
・・・・はっきり云ってキツイです。
東京方面から熊野はとても遠いですが私は今年7月からすでに2回参拝しました。
たぶんこの神さまに恋しちゃってるんだと思います。
キツイ階段を泣きそうになりながら登った山頂には巨大な白い岩。
御神体であるゴトビキ岩が天を見上げて気持ち良さそうに座っておられます。青い空に真っ白な岩。山上の空気は澄んでいて肺に心地よいです。
振り向けば眼下に那智勝浦の海(王子が浜)が広がっています。
孤高の神の坐す場所…そんな言葉がピッタリです。
早朝の登拝なので参拝客は少ないのですが「おはようございます。」と声をかけると皆さん答えてくださいます。
地元の方が多いのでしょう、ゼエゼエいいながら登っていると「お気をつけて。」「もう少しですよ。」と声をかけていただきます。
このような地元の方とのふれあいもまた、神さまの贈り物に思えるのです。
また2月6日(旧暦1月6日)に行われる御燈祭りは白装束を身に纏い腹に縄を巻いた「上がり子(あがりこ)」が手に手に松明を持ち山頂からこの急な石段を一気に駆け下りるという勇壮な火祭りです。男性ならば誰でも参加することができます。
近くのお店や名物…スミマセン!!
神社へ行くとそんなものはすっかり忘れてしまいます(;´Д`)
飲まず食わずで巡礼していますのでよくわかりません…。
あ!!この地方には「めはり寿司」という野沢菜で巻いたにぎり飯のようなものがあります。
素朴なお味でおいしいです。
御祭神:
天照大神(あまてらすおおかみ)
高倉下命(たかくらじのみこと)
熊野三神(くまのさんじん)
「熊野速玉神・家都御子神・熊野夫須美大神」
住所:和歌山県新宮市神倉1-13-8
アクセス:
JR紀勢本線新宮駅下車
熊野交通または奈良交通の路線バスで「裁判所前」下車、または徒歩15分。
補足:
足を伸ばせば補陀洛山寺というお寺があります。平安から江戸時代に盛んに行われた補陀洛渡海という捨身行の出発地となったお寺さんです。
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コメント:2
- 管理人 08-10-13 (月) 14:45
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吉祥さん、記事の第一号ありがとうございます!!
ホントに素敵な神社ですね、、、、、そしてネットで拝見して唖然。。。。登ってる姿を想像して・・・・
正直、管理人も登れるのか心配です(笑)なるべく読みやすいように改行だけさせて頂きました~
※ご祭神はネットよりまたまた楽しい記事&紹介をよろしくお願いします~!
- 吉祥 08-10-13 (月) 22:18
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管理人さま
ありがとうございます。
地元ではおばあちゃんも登っていらっしゃるので何とかなると思います。私は運動神経ゼロなので登山用手袋を用意しました。軍手か何かしていれば気軽に手がつけて安心かと思います。
本当に素敵な神社ですよ。
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