- 2008-10-14 (火) 0:01
- 神社
投稿者 : littlenightさん
兵庫県神戸市須磨区のみょうだに(名谷)にあり須磨ニュータウンの守護神として崇敬されている素盞雄神社(すさのおじんじゃ)です。
小さいながらもどっしりした神社です。
お正月3日間はおぜんざいがふるまわれ、ふだんは静かな神社もとってもにぎやかになります。
創建年代は不詳、社伝によれば「長徳元年(995年)、疫病流行せしかば、之が除疫の為素盞雄大伸を勧請、除疫病の神として近郷の崇敬甚し、朝廷亦奉幣の宣命を下し給ふ」とある。
しかし残念なことに「源平壽永の兵乱に悉く失う」とも伝える。
古き白川の里人は「天王さん」(牛頭天王の略称)と称して奉斎し来る。
今日でも7月半ばの夏祭にあわせて「天王篭り」と唱える饗応が里人に伝わる。その後、白川ニュータウンの造成(昭和45年)に際し本殿を覆う現社殿を造営し、さらに社務所を設けた。
白川地域には、中心に氏神「大歳神社」また、銘木「榧の木」の近くに「山伏山神社」がある。※山伏山神社が正しいです。
大歳神社さまは、白川の里の氏神様。農業の神様。
稲の豊作を祈る大歳神に加えて、一条天皇の長徳元年に疫病が流行したので、素盞雄命を相殺に迎えて疫病退散を祈願したといわれている。
広い境内で、自治会開催の運動会や催しが時折、開催されています。大きな樫の木があり、樹齢は100年はいってるとのこと(あやふやでごめんなさい)とてもりっぱで心が和む木です。風が穏やかに吹きます。
神社に続く道は、太陽と緑の道と名づけられ、小さな橋を2つ渡ると右手に竹林があり、すがすがしい空気が流れています。
鳥居前は、風情のある石段。もみじの木があり素朴ですが今の時期は緑輝きさわやかな風景です。大歳神社前の太陽と緑の道を東へ5分くらい歩くと、左手に大きな家が。。。鷲尾家があります。
以前朝○新聞の地元欄に紹介されましたが、月1回くらいで演奏家の方をお招きして小さな演奏会を開催されています。月によって変わりますが、馬頭琴の演奏会だったりと色々な楽器の演奏を日曜の昼間にお茶を楽しみながらされています。
たしか、会費は1000円くらいでどなたでも参加可能です。
鷲尾家を過ぎると、山伏山神社手前にカヤの木が登場します。兵庫県内のカヤの木で8位を誇る巨木です。神戸市が名木と指定。石を抱いていることから「石抱きカヤ」と呼ばれています。
とても静かにスマートにいらっしゃいます。
(うまく表現できませんがこんな印象です。)
山伏山神社は、方角・芸能の神様。
義経を道案内した鷲尾一族の氏神様。
長くて細い石段(人一人しか通れません)の参道の途中には、小さくてかわいらしい石橋があります。ほこらだけの小さな神社でした。
帰り道。。。夫婦岩に行きました。旧白川村より、約750Mと看板。白川の橋を渡った左手に小さな道を発見。雑草がすごい勢いで茂っています。この先に夫婦岩があるのか~~と少しびびりながら登っていくと道なき道の山に入りました。なんとなくこれが道、
一応木に黄色のビニール紐がかけられて道がわかるようになってましたが、思いっきり登山です。
びっくりしました。で、まずここでお詫びです。
すいません。休憩された岩は千畳敷ではありませんでした。
勉強不足でごめんなさい。
白川の夫婦岩。
白川の村の東の方に高御座山(たかみくらやま)という山があります。
その山の頂上に高座の岩という上が平らになった大きな岩が2つあり、東側にあるのが雄高座(おこうざ)広さ畳60畳敷くらい、西のほうにあるのは広さ40畳敷くらいで雌高座(めこうざ)と呼ばれています。
この二つの岩は、神代の昔。日本国を造ったイザナギノミコト・イザナミノミコトの神様が、国造りをされたあと、それぞれこの岩でお休みになられたところだといわれています。
はるか南の方に淡路島がみえる本当に景色のいいところで(たぶん現在はみえません。)
神功皇后や安徳天皇、建礼門院もこの地にこられ、その景色を楽しまれたと伝えられています。また、この岩の上にわき出ているお水は「寿命水」といわれ、子供のない夫婦がこの岩の上に17日間おまいりをして、一生懸命お祈りすると、りっぱな子供ができ、また薬水として、(天然痘)にかかっている人がそこを洗うと、あとも残さずきれいになおってしまうといわれ、多くの人々が利用していたと伝えられています。
この岩は、今も白川の山の中にひっそりと横たわっています。
~伝説をたずねて~すまのむかしばなしより
道のりは、30分くらいでしょうか、途中少し急な斜面を登るところもありながら山の中は、等間隔に木々があり、適度に離れている為暗さはなく、空から太陽の木漏れ日が気持ちよく差し込み歩いていても怖さはありません。
が、しかし。。。人っ子一人いません。
寂しかったです。 もう少し整備されて皆様が足を運んでくれたらよいのになあと思いました。岩はきれいな一枚で、私のそこでもってきていたお茶となしを食べ少し休憩。すぐ上は空。気持ちよかったです~~
ちょっとレジャーシートをしいてお昼寝。。。したら気持ちいいかもですが、そんなことは恐れ多くてできないかなあと座って雲をながめました。
木が茂っていて下のほうはみえませんが、しあわせの村という建物は、結構まじかにみえました。きれいでした~~^^
というわけで散策を終了しました。
すいません。 田舎の為近隣に何もないです。
ご祭神:
素盞雄尊・櫛稲田姫尊のご夫婦とお子様方(病気平癒・武運長久の神様)
正哉吾勝勝速日忍穂耳命(まさやあかつかちはやひあまのおしほほみのみこと)・
天野穂日命・活津彦根命・天津彦根命・熊野大隅命・田心姫命・湍津姫命・市杵嶋姫命を配祀している。
住所:兵庫県神戸市須磨区白川字池の尻51 素盞雄神社
電話番号:078-741-1838
アクセス:
新幹線 新神戸より神戸市営地下鉄 新神戸駅乗車
西神中央行きで名谷駅下車
改札口出て正面のバス停70系統にのり、終点白川台下車降りてすぐ左に 素盞雄神社様があります。
名谷駅は結構ひらけています。 降りて左に行くとだしお好み焼きで有名な家門亭があります。 で左右に須磨パティオというショッピングモールがあり、正面には須磨大丸があります。
すごくマイナーねたですいませんが、こんなところがあるんだとお近くの方はお散歩してみてください。
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