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櫛田神社(くしだじんじゃ) 福岡県福岡市

投稿者:管理人

地元の人からは「お櫛田さん(おくしださん)」の愛称で親しまれている
櫛田神社 (くしだじんじゃ)

いわずも知れた、『山笠あるけん、博多たいっっ!!』 の言葉通り、
「博多祇園山笠」のお祭りではメインになる神社です。

ちなみにこの山笠、鎌倉時代から約765年以上も前から(!!)
受け継がれてきている九州の福岡の男の血を熱くさせる、
なんとも・・・・・・不可解な祭りです(笑)

ちなみに一番山(毎年流れが交代)の台上がり(山の上に上がる人)は
皆から「羨望の眼差し」・・・どころじゃございません。

先祖代々の博多っ子の名誉と意地が掛かっているんです~

この祭りの特徴、「熱い」「きつい」「辛い」の三拍子揃った祭り・・・・
一月の下旬から町内で代表者会議(と称した飲み会らしいです)が
行われ、それからどんどんと準備をはじめ6月になってやっとそれぞれの「流れ」
(恵比須流、土居流、大黒流、東流、中洲流、西流、千代流・・・「〇〇ながれ」と呼びます)
の法被をつけれる許可を。。。本番の7月までは長~い時間を掛けて準備が行われ、

山笠期間がはじまると、
・きゅうりを食べてはいけない(櫛田神社のご紋に似ているため)
・男の祭なので女性と遊んじゃダメ!

と、かなりルールに厳しい祭りでもございましてこれがはじまれば天神・博多・中洲には
当たり前の様に朝、暗いうちからそれぞれの「流れ(ながれ)」の法被を来た輩がウロウロ・・・
ただでさえ血の気の多い博多っ子、更に喧嘩が増える時期でもございます(苦笑)

※俗に山笠に人生を、命を掛けた方も多く福岡では「山のぼせ」と呼ばれます

走る男も水を掛ける女もこの熱狂でいつしかナチュラルハイ状態・・・・・・

山笠に出るにはきちんとした勉強会や、オーバーな表現でなく
「命を掛けれる猛者」 も多いことで有名です。

一トンもある神輿を前に進めるのは両サイドや前方の花形ではなく、後ろの押す男衆。
(つまづいて引かれたら確実に死にますよ。。。。)
これを走りながら交代で順番よく、いかに早く進めるか・・・・
これが山笠の醍醐味、終わったら皆で抱き合って自然に号泣です。
勝手に涙が流れてきます、、、、。

・・・・と勢い余ってなんだか山笠紹介になって来てますがっ!!

この櫛田神社はあの有名なスサノオ様が主祭神の神社。
そして、名前はお借りしていますが奥様の奇稲田姫様(櫛田姫様)は
お祭りされておりませ~ん!!

何故かって??・・・・元々はこの櫛田神社は佐賀の神埼にある「櫛田宮」が
元になっておりまして、そちらにはちゃんといらっしゃいますよ~。

主神様である「大幡主命(大若子命)」とは、伊勢の国から討伐の為に
軍を進めた「軍神様」でもございまして、功を立て旗(幡)をあげた事から
大幡主大神(おおはたぬしのおおかみ)と名前を頂きました神様です。

中に入ればそりゃあもう、背すじもピンと張らねば怒られそうな
力強い、凛々しい雰囲気に心にも一本筋が通ります!!

見所としては境内にドンッと腰をすえた樹齢1000年以上といわれている
イチョウの木。

 イチョウの木

その代その代の有名力士が持ち上げた「力石」

あと隠れキャラとしまして行かれた方は神社の彫り物をご覧になって下さい
お一人は雷神様、もう一方は風神様、対になっていらっしゃいますが・・・・

雷神様は 「一緒に暴れちゃおうぜっ!」 と風神様を手招きされておりまして(笑)
風神様は氏子衆の祈りを聞き入れ 「アッカンベー」 をして誘いに応えようとしないお姿が・・・(苦笑)

風神雷神

男臭さの中にも、なんともユーモアと可愛げのあるお姿が表現されております。。。

 干支恵方盤

正門の天井には「干支恵方盤」がございます~。
恵方とは縁起の良い方角のことで
毎年大晦日に、新しく迎える年の干支に矢印を回転させて、その年の恵方を示します。

こ~んな感じで見所がいっぱい!!!

あ。あと忘れちゃいけないこちらの名物!!

南門から出ると、ちょうど階段の途中に櫛田神社名物の 「櫛田やきもち」!!

「おじちゃん、これさぁ~太宰府の梅ヶ枝餅のパクリやないとぉ~??」

と聞くと、

「な~んば言いようとねっ!ここは60年以上、続いとうとっ!!」

と、太宰府の歴史もお互いに知らないまま(爆)
「こちらが元祖!」と言わんばかりの会話が楽しめます(笑)

これ、めちゃくちゃ美味いです!管理人は必ず2個買って、横の自販機で
お茶を買って、勝手に椅子に座って(用意されてますよ~)くつろぎます。

売店のおじちゃんも気さくな話好きの人なんで、
遊びに来たついでに皆さん、話しかけてみて下さいね!

「村雲の知り合いです・・・」と言えば、、、安くなるはずがございません!(爆)

御祭神:
左殿 (大神宮)天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
中殿 (櫛田宮)大幡主大神(おおはたぬしのみこと)
右殿 (須賀宮)素盞嗚大神(すさのおのみこと)

摂社・末社
(夫婦(めおと)恵比須神社) 事代主大神 玉櫛姫大神
注連懸稲荷神社(あしどめ稲荷)  豊受比賣命 倉稲魂命
(松尾神社) 大山咋神
(諏訪神社) 建御名方神
(金刀比羅宮) 大物主神
(皇大神宮) 豊受氣比賣神
(竈門神社) 奥津彦命 奥津姫命
(淡島神社) 少彦名神
(白鳥神社) 日本武尊
(熊野神社) 伊弉冊美命
(手置帆負神社) 手置帆負命
(少彦名神社) 少彦名命
(天満宮) 菅原道真公
(石堂神社) 吾田片隅神 多紀理比賣神 狭依比賣神 多岐都比賣神
(二十二社) 二十二柱の天神地祗
(白龍権現社) 白龍権現
子安社(児安社) 子安観音

住所:福岡県福岡市博多区上川端町1-41
電話番号:092-291-2951


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アクセス:
西鉄バス「キャナルシティ博多」停留所から徒歩5分、「川端町」停留所から徒歩10分
福岡市地下鉄「祇園駅」から徒歩5分、「中洲川端駅」から徒歩10分

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コメント:4

吉祥 08-10-21 (火) 23:00

管理人さま

ご紹介ありがとうございます。

読めば読むほど「男の神社」ですね。勇ましい花笠にピッタリだと思いました。

 
干支恵方盤可愛すぎます!!(*´∀`)つ・ 他にも可愛い彫り物がたくさんありそうな予感が…。風神・雷神さんも気になります。

九州には行きたいところがたくさんあるのです。
吉野ヶ里・装飾古墳・高千穂峡…そして櫛田神社も新しくリストに加わりました。

たく 08-10-22 (水) 16:25

ご紹介ありがとうございます。
私も博多っ子です。

名物をひとつ追加させて下さい。

櫛田神社に行かれましたら、是非「かろのうろん」にお立ち寄り下さい。

明治15年創業の老舗うどん店です。
名前は「角のうどん」がなまったものとか・・・

昔ながらの雰囲気でおすすめです。もちろん味も◎です。

かろのうろん
福岡県福岡市博多区上川端2-1

村雲 08-10-22 (水) 21:34

吉祥さん
ぜひぜひ福岡へ遊びに来て下さいね~!

たくさん
お~ナイスフォローです!!
忘れてましたよ、あのかえるの看板のうどん!行ってみます~!!

ひでっち 08-10-23 (木) 1:46

主人も博多っ子なので、山笠は大好きだったようです。
それから、梅が枝餅が大好きで、
関東でも物産店などがあると必ず梅が枝餅を買ってます。
子供の時に良く食べた懐かしくとても大好きなお餅みたいです。

何度か博多は遊びに行っていますが、とても良いところですね。
キャナルシティも行きましたよ!
今度は皆さんが紹介してくださっている神社めぐりをしてみますね!

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博多・櫛田神社で「ぎなん落とし」…

秋の深まりを告げる「ぎなん落とし」が櫛田神社であった。境内にあるイチョウ「夫婦ぎなん」の枝を神職たちが長さ約5メートルの竹ざおでつつくと、黄色く色づいたギンナンの実が地…

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