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大神神社(おおみわじんじゃ) 奈良県桜井市

投稿者:吉祥さん

「運転手さん!運転手さん!!運転手さん!!!!あれ何ですか!??」

奈良から天理を抜けて飛鳥へ向う道すがら、左手に大きな鳥居が見えます。
畑の中をよぎる道にそびえる巨大な鳥居。

それは田舎の田園風景には唐突で・・・
それでいて美しく・・・気高く・・・強烈な印象を残しました。

「三輪にある大神神社(おおみわじんじゃ)の一の鳥居ですわ。奥に見える山が三輪山です。」

三輪山をしかも隠すか雲だにも隠さうべしや情あらなも    額田王(巻1‐18)

円錐形の美しい三輪山(みわやま)は神と呼ぶにふさわしい姿です。

三輪明神(みわみょうじん)の愛称で親しまれる大神神社(おおみわじんじゃ)の御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)・大国主神の和御魂(にぎみたま)です。

普通の神社には鏡などの御神体が安置されますが大神神社の御神体は三輪山そのもの。山川草木に神が宿ると言うアニミズムの信仰を色濃く残しています。

三輪山信仰は縄文時代にまで遡ると言われています。二の鳥居をくぐればもう神さまの結界の中。大神神社の境内は清浄で力強く包容力がある気持ちの良い空間です。

木々に囲まれた参道を進むと右手に「祓戸の大神(はらえどのおおかみ)」の社が。

「こちらで身を清めるので必ず参拝してください」と書かれていました。
小さなお社なので順番に並んで参拝します。

手水舎で手と口を清めていよいよ参拝です。

山を背負った拝殿は大きくて美しい建造物です。

寛文4年(1664)徳川4代将軍家綱の造営。三輪山を背にして西向きに建ちます。幅 9間(21メートル)・奥行き4間(8メートル)江戸時代を代表する 堂々としたお姿。

せっかくなのでご祈祷もお願いしてみました。

ご祈祷の申し込みをする参集殿の入り口にウサギの銅像が!!
つるつるしていて可愛らしいですL(@^▽^@)」

「なでウサギ」・・・なでるとご利益があると書いてあります。
さわってOKなのだそうです。

黄色い袋に金属のウサギちゃんがついたお守りはちょ~~~~カワイイです!!身に着けて好きなときになでるものだそうです。

広~~い祈祷殿で受ける祈祷は決め細やかでとっても豪華。特筆すべきは巫女さんの衣装がメチャ可愛いことですっ!!

そして奏上の後に参拝者全員であげる神拝詞は独特なメロディー♪
「さき~~~~~~み~~た~~~~~ま~~~♪」とメロディーをつけて読みます。
たゆ~~~~んとしていて気持ちいいです。
社務所にてCDも買えますよ。表には出ていないので聞いてみてください。

さらに拝殿まで上げていただけます。

参集殿から拝殿に向う渡り廊下は屋外なので三輪山の山からの清々しい空気がすぐ近くで感じられます。

この拝殿の向こうは禁足地・・・神の領域との境界線を渡る廊下です。

特典盛りだくさんのご祈祷は個人的にはかなりお勧めです。

 
儀式殿脇から山に向うと久延彦神社を経由・分岐点に美しい池があります。
市杵嶋姫神社(いちきしまひめじんじゃ)・・・弁天さまをお祀りする池です。
磐座社を経て狭井神社に到着します。

ここの山道は迷いやすいらしくよく人に道を聞かれます。
方向音痴の方はよく確かめてお進みください。

御祭神は「大神の荒魂の神」・・・大国主神の和御魂が大物主神であるならば大物主神の荒御魂は大国主神ということになります。

神主さんのお話に寄れば「人によっては怖いと仰います。」との事でしたが荒御魂ゆゑでしょうか?

山にさらに近い狭井神社はひんやりとした気持ちのいい神社です。
三輪山は神さまの山なので禁足地ですがこの狭井神社の脇から伸びる道が唯一、三輪山へ登山できる道です。

お守りのおススメは大きな黄色の紐に飾られた鈴「鈴なり」です。
「神棚に飾る」と書いてありますが・・・。

「神棚は一例ですよ。清浄なところなら大丈夫です。なぜ神社で鈴を鳴らすのかと言うと自らの身を清めるためです。鈴を鳴らすことは空間を清めることにもなります。」

と言うことでした。

狭井神社の左脇に「薬井戸(くすりいど)」があります。

ご神水がこんこんと湧き出ています。

この霊泉は万病に効くと古くから伝えられていて遠近からたくさんの方が受けに来るそうです。コップは紫外線で消毒されおり、水も電子制御で出ます。衛生面には気を使っていただいているようです。

程近い桜井には安倍文殊院があります。こちらの文殊さまは大っきい(*´∀`)つ・

そしてメチャメチャハンサムさんです!!
ご祈祷をお願いすると頭がよくなる知恵袋で頭を叩いてくれます。
「なにすんねんっ!!」って叩き返さないようにご注意を・・・(;´Д`)

お土産には三輪そうめんはいかがでしょうか?
そうめんを束ねた部分には鳥居のマークがあってなんかうれしいです。

さらに足を伸ばせば古の都・飛鳥(現在は明日香村)に到着します。

遺跡盛りだくさん!!その中でも橘寺・岡寺・飛鳥寺はお勧めです。

せっかくここまで足を伸ばしたら飛鳥の「蘇(そ)」をぜひおみやげに!!牛乳を煮詰めて固めたもので古代のチーズと言われています。

大変おいしいです。

ご祭神:
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)

配祀:
大己貴神(おおなむちのかみ)
少彦名神(すくなひこなのかみ)

ご利益:
国造りの神として、農業、工業、商業すべての産業開発、 方除、治病、造酒、製薬、禁厭、交通、航海、縁結びなど、 世の中の幸福を増進する神さま。

住所:〒633-8538 奈良県桜井市三輪
電話番号:0744-42-6633


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アクセス:JR三輪駅より徒歩5分
・桜井駅(JR・近鉄)よりバス「三輪明神参道口」下車 徒歩10分
・西名阪自動車道 天理インターより車で20分

サイトリンク:大和国一之宮三輪明神大神神社

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