- 2012-04-28 (土) 1:35
- 神社
・社格:旧官幣大社
・御祭神:伊邪那岐大神
伊邪那美大神
由緒
この男女二柱の大神は、はじめて夫婦の道をおこされ、わが国土と万有の神神と、その主宰神としての天照大神をお生みになられましたので昔から、わが日本国の祖神さまと仰がれ奈良時代の初めにできた「古事記」には、すでに淡海の多賀に鎮座という記事が見えています。そこで早くより朝野尊崇あつく、延命長寿の守護神を信仰されてきました数数の霊験は、社蔵の古文書やご宝物、また境内にのこる寿命石、太閤蔵、文部省指定の各勝「奥書院庭園」などが明らかに物語っております。
4月22日の多賀まつり(古例大祭)は鎌倉時代からの伝統を今に伝える華麗な神幸行列で名高く、節分祭、お田植祭、万灯祭、9月古例祭、講社大祭、豊年講秋祭なども大変にぎわいます。室町時代以来の由緒をもつ全国各地の多賀講や崇敬会にも加入して神縁を結ばれる人々が年々増加しています。ご本社から廊下つづきの鉄筋二階建ての参集殿では、これらの団体やグループのおこもり(宿泊)、あるいは荘厳な儀式殿において挙式された結婚式の披露宴その他いろいろの集会をお世話しています。
和銅5年(西暦712年)今年編纂1300年を迎える『古事記』に「伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐すなり」とあるのが、当社のことである。『日本書紀』では「幽宮(かくれみや)を淡路の洲(くに)に構(つく)りて」との記述があり、淡路島に「幽宮」を構えたとされている。この事より、淡路島の伊邪那岐神宮=日本書紀、当社は古事記由来ではないかと推測。
『古事記』以前の時代については、一帯を支配していた豪族・犬上君の祖神を祀っていたのではないかとの説がある。
犬上君(犬上氏)は、多賀社が所在する「犬上郡」の名祖でもあり、第5次遣隋使・第1次遣唐使で知られる犬上御田鍬(いぬかみのみたすき)を輩出している古来の豪族である。15社ある摂社の中で日向神社は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を、同じ摂社の山田神社は猿田彦大神を祀る。
「お伊勢参らばお多賀へ参れ」という俗謡があり、これは中世から近世にかけて伊勢・熊野とともに庶民の参詣で大いに賑わった。 「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」 「お伊勢七度熊野へ三度 お多賀さまへは月参り」との俗謡もあり、ここに見る「お多賀の子」とは、伊勢神宮祭神である天照大神が伊邪那岐命・伊邪那美命両神の御子である神話体系を歌詞に映したものである。
尚、長寿の御利益があるともされ、境内、参道では『寿命蕎麦』なる名物があった。食べたかったけど混雑してたので次回訪れたときに頂くことにした。
拝殿左手にある社務所で御朱印をお受けしたが、当社を訪れる前にご挨拶に行ってきた竹生島の都久夫須麻神社の御朱印を見られ、『大変だったでしょ。アソコは一日がかりだからw』と宮司さんに言われた。結構有名なとこだったと思えた。
住所:滋賀県犬上郡多賀町604
電話番号:0749-48-1101
参考サイトURL:http://www.tagataisya.or.jp/
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コメント:1
- 伊勢丁酉 12-10-31 (水) 22:46
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多賀大社境内には、恐れながらとても神威の高い摂社がございます。すごく強く感じますので、このサイトを閲覧されている方なら、きっとおわかりになると思います。多賀大社にお参りの時には、合わせてお参りくださればよいかと思います。
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